価値判断と法律構成
事件を進めるうえで最も大切なことは、クライアントのお話をしっかり聴くことです。
お話をしっかり聴くことにより、私のなかに一定の価値判断が形成されます。
つまり、クライアントの訴えが、正義に適い、公平であり、良心に強く訴えかけるものであると心から感じられるようになるのです。
そして、このように私が感じられてこそ、私は熱意をもってその事件を進めることができるし、裁判所や相手方をよりよく説得することもできるようになるのです。
ただ、もう一つ忘れてはならないことは、正義や公平といった価値判断をはだかのままで主張するのではなく、これら正義や公平が具現化している法律の条文を見つけ出し、その条文の解釈という形で主張を展開することになります。
その際は、なるべく平易で分かりやすい法律構成を選択することが大切です。単純明快な論理ほど、説得力があるからです。
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